宝塚歌劇宙組「黒蜥蜴」「Diamond Impulse」(2回目&3回目)をみて
今日はマチネ・ソワレ。渋滞の近畿自動車道、空き空きの中国自動車道を走って、嫁と宝塚大劇場に行ってきました。キャトルレーヴで、春乃さくらちゃんのアクリルスタンド・四つ切ブロマイド・舞台ブロマイド5枚組セット、そして花より男子Ⅱのプログラム冊子を購入した。
マチネ
ソワレ
「黒蜥蜴」
大阪中之島Kホテル522号室の場面で、黒蜥蜴が岩瀬早苗に、お見合い男性として雨宮を紹介して、早苗が雨宮に我を忘れて恋をする。
船に乗り込んで、黒蜥蜴のアジト「恐怖美術館」に行ったのは、岩瀬早苗だったのか、桜山葉子だったのか?
雨宮が黒蜥蜴を裏切った罪で、「岩瀬早苗」とともに投獄されたとき、岩瀬早苗が雨宮に愛を告白。貧乏上がりで黒蜥蜴に拾われて育った雨宮が、「ぼくは金持ちは大嫌いだ。」と早苗をふる。すると早苗が、「わたしは貧乏上がりの桜山葉子という別人の身代わりなの。だからわたしと恋ができるわ。」「なんならこの獄中から、自分が早苗でないと叫びましょうか?」
「よくって?」
さあ、ここが問題。もうズベ公であることを告白した後だから、本当の桜山葉子の発言にしては、この令嬢言葉はおかしい。
なぜか?
実は父親の岩瀬庄兵衛のもとで暮らしているのが桜山葉子であって、恐怖美術館に行ったのは本物の岩瀬早苗だった。という話のオチがあるのではないのかという説が浮上している。桜山葉子は憧れの令嬢になることができ、岩瀬早苗は雨宮を追っかけることができ、win-winの交換条件成立だというのだ。
黒蜥蜴は毒を飲んで自殺。大阪中之島Kホテル522号室でトランプをする前に黒蜥蜴にたとえ話で説いて聞かせた三番目の女(二葉ゆゆ)と同じく、黒蜥蜴の純粋な愛情を知った明智小五郎は悲しみに打ちひしがれる。しかし敵・明智を愛するというご法度を犯した黒蜥蜴は、部下への示しがつかず、毒を飲むしかなかった。「ぼくに嫉妬する黒蜥蜴が好きなんだ。」という風に、黒蜥蜴を変態的に愛した雨宮が警察に逮捕され、ほんとうの岩瀬早苗が「いつまでも待つわ。」と告げる。これがまた意味深で、水美舞斗と天彩峰里がトップコンビを組むのかと勘繰らせる。いずれ雨宮は刑期を終え出所するだろうが、早苗を愛して同居することができるのだろうか?まず黒蜥蜴の死を受け入れられるのか?そこからはじまる。まさに真風涼帆という名の魔物が棲む宙組にふさわしい演目だった。
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