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2024年5月30日 (木)

NHK「3か月でマスターする世界史」第9回

番組の内容に追加すると、

明の鄭和が開発した海路を、ポルトガル海軍がパクって逆行した。アフリカ喜望峰を越えるだけで多くの犠牲を払いへとへとだった。東アフリカやインドやアジア航路は明が開発してくれていたので、喜望峰以降は悩まずに一気に目的地に到達できたのであった。後半期の大明帝国や大清帝国が北のオイラートやジュンガルに手を焼いて、南の海への警戒を怠ったのが富裕なアジアにとって痛かったね。

軍事のスペイン、財政のヴェネチア、ジェノヴァ。もうひとつカタルーニャを加えておきたい。スペイン自身もイタリア海洋都市国家の受け身に甘んじることなく、国際的地中海交易に乗り出していた。スペインのレコンキスタ&ポルトガルの大航海時代の原動力は、好戦的なバスク人だった。

ウェストファリア条約で国際法が発祥した。思いは自由、人の心の中を裁くことはできないとした。航海法をめぐってイギリスとオランダが対立。

イギリス産業革命の財政資本を支えたのは、イギリス傀儡のポルトガル、リヴァプールなど国際的奴隷貿易から得た莫大な収入であった。新技術の実験開発にはたくさんのカネが必要だから。

カトリック、プロテスタント、ギリシャ正教、イスラムスンナ派、イスラムシーア派、ヒンドゥー教といった大宗教対立。地動説、地球が球体であることが確信に変わると、強大なオスマン帝国を避けるべく西回り航路を目指したヨーロッパ諸国。大航海時代を進めた原動力は銀獲得とプレスタージョン伝説。緯度は天体観測で船上でも測量できたが、船上での経度測量が超難解で、スイスの時計職人が経度問題を解決して、正確に目的地に到達できるようになった。陸図、海図の正確化。「海の上でひとりぼっち状態」を回避。残るは壊血病、性病、天然痘問題。

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