午前診を終え、近鉄、御堂筋線、阪急宝塚線と乗り継いで、宝塚大劇場に行ってきました。花の道は桜満開。
現地で王子動物園さんと合流。宝塚南口のクレープを買ってきてくれました。座席は1階後ろド真ん中の良席でした。
キャトルレーヴで花組「激情」と星組「RRR」のBlu-ray、そして、ビジュアル、歌、ダンスの3拍子揃った白河りりちゃんのブロマイドを購入。宝塚歌劇2回目の王子動物園さんは、ビジュアル、歌、ダンス3拍子揃った菜々野ありちゃんのファンになりました。トップ娘役はダブル体制にしませんか、劇団さん。宝の持ち腐れがひどすぎる。
第一部 芝居
ヘンリー8世が下半身問題でローマ教皇に破門され、開き直ってカトリック教会のヘッドにローマ教皇でなく自ら英国国王が座った。教会の多くの財宝も国王がせしめることができ、まさに一石二鳥。教義はカトリックとさほど変わらなかったが、格好がつかないので、プロテスタント聖書主義を取り入れてみた。
世界布教カトリック総本山&無敵艦隊スペイン国王フェリペ2世がイングランド併合を目論んだ時代。ヘンリー8世とスペイン王女キャサリンの子メアリー1世と結婚。エドワード6世が早逝するとメアリー1世が即位し、カトリックの母を英国教会の父に殺された恨みで英国教徒を大量に粛清したが、英国政府軍に敗北して処刑された。フェリペ2世は次にエリザベス1世に結婚を迫るも拒否られ、スコットランド王とヘンリー8世の血を継ぐ可愛らしいメアリー・スチュアートにラブレターを送り続けた。跡継ぎがないエリザベス1世の死後、王位継承権はメアリー・スチュアートにあったからだ。スコットランドでの不倫スキャンダルから逃れるため尊敬するエリザベス1世を頼って、カトリック教のスコットランドから子供を残して亡命してきたメアリー・スチュアートに国家転覆の疑惑をもったエリザベス1世が、ついにメアリー・スチュアートを処刑した。これらはすべて、アゴのフェリペ2世が引き起こしたゴタゴタ。翌年、英国とスペインがアルマダの海戦。
時代は下って、
カトリック教徒のアイルランドはジャガイモ飢饉で餓死者続出。大量に新大陸アメリカへ移民した。カトリック弾圧を加えてきた英国政府に対する恨み独立志向が強く、紛争が絶えなかった。さらにヴィクトリア女王は、英国東インド会社に代わって、保守党首相ディズレイリの暗躍で自らインド経営に乗り出した。インドシナはフランスが領有、インドネシアはオランダが領有、マレーは大英帝国が領有。マレーだけでは足らず、もっと大きな植民地インドが欲しかった。
以下の対立図式。
メアリー・スチュアート(白河りり) vs ヴィクトリア女王(梨花ますみ)
自由党・王政廃止論者ゼイン(高翔みず希) vs 保守党・特定秘密局ダシエル(風間柚乃)&ザンダー(夢奈瑠音)
カトリック教会司祭キーラン(春海ゆう) vs 英国教会
ヴィクトリア女王を呪詛するエゼキエル(彩みちる)&マクシマス(彩海せら) vs 特定秘密局プロファイラーにして超常現象研究家ヴィクター(鳳月杏)
メアリー・スチュアート亡霊は、もう英国王室を恨む気持ちはないのに、自由党の王政廃止論者(アイルランド人も多いのだろう)が政争に利用しようとしていた。超能力を少し持つユリウス(月城かなと)と超能力をたくさん持つアデーラ(海乃美月)が協力して、メアリーの首飾りがもつ呪いの力でヴィクトリア女王を呪い殺そうと企むエゼキエルとマクシマスに挑む。
カッコよすぎる美人の月城かなとさん、めっきりトップの風格がつきビジュアル、歌、ダンス3拍子揃った彩海せら君をオペラオペラ。ほかにもいろんなスターさん、ばんばん目線があいました。
第二部 ショー
全員で仲良しアピール。客席降りがあって驚いた。手が届かなかったが、白雪さち花さんがハイタッチしまくり。いろんな衣装の月城かなとを堪能できた。和風も洋風も軍服もなんでも似合うね。
鳳月杏さんは、いつものように若さと健康をアピールできていた。ラテン、タンゴ、ワルツを期待している。
「荒城の月」
信州生まれ、退団の麗泉里ちゃんがソロ絶唱で、月城かなとさんが躍るシーンが一番印象に残った。仲良し有沙瞳ちゃんと同期公演待ってます。
エトワールは一乃凛ちゃん。「ゆめ、ゆめ、ゆめー。」音校文化祭から観てるよ。
天紫珠李ちゃんと彩みちるちゃんが仲良くセンター降り。Wトップ娘役でよかったんじゃない。それだけ月城かなと、鳳月杏、礼真琴は偉大だということで、両手に花。
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