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2024年2月 8日 (木)

大阪劇団四季「バケモノの子」をみて

近鉄、四つ橋線と乗り継いで、西梅田の劇団四季に行ってきました。

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猪王山ライオン、熊徹ライオン、一郎彦白鯨の巨大変身がうまくできていて感心しました。特に白鯨が分割するや正面から牙をむいて噛みつくシーンに変わるなど、よく考えられていました。

テーマは、父と子の葛藤。親子関係について考えさせる作品でした。自分が何になりたいか、胸の中の剣に問うて自分に正直に生きることが大事だよ。

バケモノ界と人間界が境界を接していて、バケモノ界に人間が迷い込むという設定になっており、バケモノ界では次の宗師を決める試合を9年後に控えていました。人気がない熊徹と人気があった猪王山が立候補。ただし弟子を育てていることが試合出場の必須条件。熊徹は形だけでもいいから弟子になるバケモノを探し求めます。

蓮の母は死んで幽霊となって蓮を常に見守り励ましていました。蓮は父とはぐれてバケモノ界に迷い込み、常日頃力が欲しいと願っていたところ、試合中の熊徹に会ってただひとり応援します。熊徹は蓮を弟子にしますが、つっけんどんで、なかなか伝達がうまくいかず、ぎくしゃくしていました。蓮が上達するにつれ、熊徹に父親としての情が湧いてきて、蓮が人間界の大学に通いたいと家出したときは、必死で蓮を探すくらいでした。きっかけは、いじめにあっていた楓を救ったこと。幼いころに読んだ白鯨を、漢字を教わりながら読み返したことで、大学でもっと勉強したいという思いに駆られました。

猪王山にも息子が二人いて、一郎彦と二郎丸。一郎彦は捨て子の人間で、かわいそうに思った猪王山が拾って夫婦で育てます。しかし、なかなか出生の秘密を告げることができずじまい。二郎丸に牙が生えても、一郎彦には牙がなかなか生えてきません。変だと気付く一郎彦でしたが、強い猪王丸が大好きでたまりません。自分もいつか父と同じように強くなりたいと信じていました。

いよいよ宗師決定戦。劣勢だった熊徹でしたが、帰ってきた蓮の応援を得て逆転勝利。父・猪王丸の敗北に怒り狂った一郎彦が卑怯にも背後から熊徹に襲い掛かります。蓮が熊徹をかばって、二人が人間界、バケモノ界と場所を変えながら戦います。ほとんどバケモノと化した一郎彦に、人間の蓮が勝てるわけもなく、傷を負った熊徹が剣と化して蓮とともに戦い勝利。怒りに狂った一郎彦が我に返って蓮と和解、一郎彦はバケモノ界へ、蓮は人間界へと戻っていきました。宗師交代は100年後に持ち越し。

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