城崎温泉にて(1日目)
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ちなつ、じゅり、おめでとうございます。夏の海乃美月代役で羽根背負ってたし、わかっちゃいましたが。
プレお披露目が、「琥珀色の雨にぬれて」という超アダルト懐かし公演。歌が抜群にうまくラテンダンサー揃いの月娘相手に、タンゴよろしくお願いします。
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986年
どこに行っても嫌われる道兼。
花山天皇出家前夜。
上弦の月を眺める紫式部と道長。「この世をば」の望月は十六夜であった。
上弦の月の寓意は、期待、希望。
下弦の月の寓意は、孤単、相思。
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藤井八冠を倒せるのは永瀬かな。しかも研究新手に時間切れをきたしそうな1日5回戦勝負に限定。ただ永瀬が挑戦者になるまでに不覚にも負けてしまうのが、藤井八冠がタイトルホルダーになり続ける原因となるだろう。マッチョ復活元名人丸山にもチャンスがありそうな気がする。
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近畿自動車道、中国自動車道を走って、嫁と宝塚大劇場に行ってきました。座席は1階先頭近く下手側の良席でした。SS席よりコスパがよくて大好きなS席。ここら辺に座るのは宙組アクアヴィーテ以来ちゃうかな。星風まどかちゃんと縁があるね。
Blu-rayかNHKか知らないが撮影の兄ちゃんが最前列。視界良好で嫁も大喜びでした。
至近距離で15人はくだらない御贔屓さんを観劇できてよかった。しょっぱなから聖乃あすか君が立ってるし、美羽愛ちゃん、星空美咲ちゃんが目の前で演技。スーパーダンサー・凛乃しづかちゃんとみくりんちゃんと糸月雪羽ちゃんが目の前に並んで踊ってる。スッポンから永久輝せあ君が目の前に浮かび上がって銀橋へ。「あっちぃ」柚香光&星風まどかコンビを見納め。
下手側花道で、初音夢ちゃん、真澄ゆかりちゃんなど、105期&106期が並び、入れ替えで最後は、二葉ゆゆちゃん、朝葉ことのちゃん、愛蘭みこちゃんなど、103期&104期が並んでいた。愛蘭みこちゃん退団見納め。湖春ひめ花ちゃん、七彩はづきちゃん、美遥あゆちゃんは上手側かな。美人だらけ、花組凄すぎ。もはやひたすらジェンヌ・ウォッチング。
花道に残った香水のいい香りをかぎながら退場した。
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摂関政治の理解を試す大学入試予想問題
第一問 985年当時の系図と官位官職と年齢を示す。ただし♰は死没を示す。花山天皇と忯子のあいだに健全な男児が生まれたと仮定した場合、予想されるその先の皇統と太政官職の異動をわかりやすく説明せよ。
宋「蘇湖熟すれば天下足る」
明「湖広熟すれば天下足る」
宋から明にかけて米作の中心が揚子江下流域から中流域に移った。明の揚子江下流域では生糸が生産されるようになった。
第二問 道長のころの外国貿易を仲介した商人の国、海路の変化、(現物・貨幣)交易の実態について簡単に説明せよ。
第三問 道長のころの地方徴税についてわかりやすく説明せよ。
安倍晴明の目が狐に見えた。さすが住吉大社の狐が母親だっただけのことはある。
今回のテーマは、打毬。BC6世紀ペルシャで発明。行成を除く三納言が打毬を通じて一心同体となっていく。身分が雲泥の差ほどある女人が同席する光景はおかしかったが。
実資(ロバート秋山)の正妻、桐子(中島亜梨沙)。羽桜しずくちゃんは真飛聖とトップコンビを組むはずだった美人星組娘役だ。
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月組宝塚友の会SS席、S席先行抽選に全落選。ダイヤモンド会員でこの仕打ち。先ほど早朝から先着順に参戦して、1階S席、1階A席をゲット。阪急交通社夢組1階S席あわせて、やっと満足。キューピー貸切には不参加を決めた。
宝塚の戦いを終えてすぐOSK「春のおどり」の先行予約に参戦。ブギウギ翼の人気恐ろしい。開始30分で売り切れそうになっていた。予定の2回分をなんとかゲットできて満足。
次いで、NHK大阪ホール、咲の晴れ姿公演を抽選エントリー。白綺華ちゃんも応援したい。
懐かしのOSK OG公演「ビバOSK」もゲットめざしたい。
有沙瞳ちゃんの「クロスロード」、星奈優里ちゃんの「ベルばら」は、FC経由なので、たぶんゲットできてるはずなのだが。
Kikiさくらひろこの「FF16」は数回観劇する。
咲の「ベルばら」は、咲の会所属の関目君頼み。正攻法で取れるのかわからない。愛媛ヴェネチアからずっと咲を追っかけ。
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近畿自動車道、中国自動車道を走って、宝塚大劇場に行ってきました。井高野君と現地集合。座席は1階最後尾やや上手側の良席でした。
ナチスに対するレジスタンス運動がテーマ、小池脚本の宝塚歌劇定番です。
アルカンシェル 花組 パリ歌劇団による「ジャズ歌わせろ」レジスタンス
サウンドオブミュージック オーストリア軍人一家によるレジスタンス
リラの壁の囚人たち 星組 イギリススパイ負傷兵によるパリでのレジスタンス
ホテルスヴィッツラハウス 宙組 バレエダンサーによるスイスでのレジスタンス
ネバーセイグッバイ 宙組 スペイン市民によるナチスフランコ軍に対するレジスタンス
柚香光&星風まどか、永久輝せあ&星空美咲のツーペア、敵役の輝月ゆうま、アコーディオン少年の湖春ひめ花、語り部の聖乃あすかの少人数でストーリーがどんどん展開していきました。ウィンナーワルツ、ジャズダンスでは凛乃しづかちゃん、三空凛花ちゃんがセンターで目立っていましたし、初音夢ちゃん、真澄ゆかりちゃん、二葉ゆゆちゃん、愛蘭みこちゃん、美遥あゆちゃん、七彩はづきちゃん、ダイヤ&ライトもオペラグラスで追っかけました。花組は美人だらけでオペラが忙しくてしんどい。
本公演も、ニジンスキーというバレリーナの話が出てきており、ホテルスヴィッツラハウスの漢・真風と潤花ちゃんを想起しながら観ていました。
無原罪の聖母マリアにしか見えない愛蘭みこちゃんを見納め。可愛い。退団はもったいない。
アコーディオンを弾く少年、めっちゃ可愛い湖春ひめ花ちゃんがセリフばんばん、出まくりの大ブレイク。もう研5だよね、新人公演主演を皮切りにトップ娘役へGoGo。
推しの可愛い美羽愛ちゃんが、なんとトゥシューズ(ポアント)を履いてクラシックバレエを大いに披露してくれました。いきなりトゥシューズでは踊れないよ。普段からバレエレッスンを欠かさずやってはるんでしょうね。
ロケットは、カミソリダンサー・美空真瑠くんが目立ってた。
銀橋で永久輝せあが熱唱、柚香光&星風まどかデュエットダンス、星空美咲がエトワールで締めるという豪華リレーですばらしい公演でした。
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関目君が奈良に来訪。彼が崇拝する藤原さくらさんが福岡県出身という話から、福岡グルメ観光の話になって盛り上がりました。
後半はヅカバナ、彩風咲奈・大阪NHKホールSS先行予約に落選したことを告げ、S抽選への意気込みを伝えました。咲の会所属の関目君にベルばらチケット2枚を依頼しました。正攻法でも挑んではみます。
次期月組トップは間違いなくハンサムガイでしょうが、もうすぐ月組トップ娘役が発表されます。白河りりちゃんがトップ娘役になった暁には、関目君も私といっしょに月組観劇を始めることを約束してもらいました。
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985年 公任までもが義懐に接近
義懐と道隆の綱引きがはじまった。詮子が兼家を嫌って別行動で左大臣・源雅信を味方に引き入れ、道長と倫子を結び付けようと画策する。兼家も義懐の動きに対抗すべく左大臣・源雅信を味方に増やしておくために道長と倫子を結び付けようとする。史実は懐仁親王(一条天皇)擁立を目指す詮子と兼家は一心同体だったのだが。道長の密告を受けた道隆が兼家より頭脳戦で義懐親衛隊の一角を崩す目的で、漢詩の会を催す。主催は藤原為時with紫式部と清原元輔with清少納言。道長が紫式部にストレートな漢詩ラブレターをご披露。ハートドキドキの道長と紫式部だったが、無神経な清少納言がばっさりと切り捨てる。兼家の密命を受けた安倍晴明の呪詛で忯子が懐妊中に死ぬ。嘆く花山天皇。泥棒中の飛び猿に右兵衛権佐・道長の矢が刺さる。二人は紫式部の恋敵だ。上から下までバトルのゴングが鳴った。
女房とは、顔丸出しで、尊い女性とムラムラ男のあいだを取り持つ仕事。海千山千のバツ〇熟女しか務まらないだろうし、女房にウケるのは官能物語、官能和歌なのも納得できる。2次試験で難解古文一問やらされた感が強いおっさんの感想。
日本史オンライン講座の松本先生の解説。
飛び猿は、藤原保輔(袴垂保輔)。実在した正五位の貴族盗賊。兄がやりマン和泉式部の夫であった正四位摂津国守・藤原保昌(958-1036)。妹が正四位の源満仲(912-997)の正妻。源満仲は大和源氏(源頼親)と河内源氏(源頼信)の父親で源氏の祖、主君が藤原兼家!源満仲は、969年、安和の変で、源高明を裏切って守平親王(のちの円融)廃太子の企みを密告して一気に出世を果たした。
985年9月28日、藤原保輔が伊勢斎王の済子内親王の野宮で侍女の衣服を窃盗。
紫式部の本名が、藤原香子(かおるこ)。
清少納言の本名が、清原諾子(なぎこ)。
婿取りから嫁入りに変わったのは、元寇がきっかけ。
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近鉄、堺筋線と乗り継いで、扇町ミュージアムキューブへ行ってきました。売布神社君、井高野君と現地集合。近くに探し当てたライフで、明朝清朝の文庫本を読んで時間待ち。座席はド真ん中あたり。
今日は写真撮影タイムはなし。ピンク傘は買わなかったけど、ザ・娘役の舞美りらちゃんのブロマイドを2日で10枚近く購入。小雨降る中、天神橋筋商店街に移動して天満駅から梅田駅へ、ホテル阪急インターナショナルでフレンチフルコースを会食しました。
OSK春のおどり、宝塚歌劇宙組ファイナルファンタジー16の観劇を約したところで解散、御堂筋線、近鉄ひのとりを乗り継いで帰還。芹香斗亜、春乃さくら、水音志保の推しは外せない。
いつか綺咲愛里、有沙瞳、舞美りらの共演あればいいな。
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午前診を終え、近鉄、堺筋線を乗り継いで、嫁と扇町公園ミュージアムキューブに行ってきました。
楊琳さん、舞美りらさんが、客席降りで目の前に立たれて涙の演技、踊りを披露されたので緊張しました。戦前のOSK団員が戦争に巻き込まれて亡くなり、終戦後、悲しみに打ちひしがれる作曲家・服部良太郎を励ますといったストーリー展開でした。
ジャズ、タンゴ、李香蘭(山口淑子)、ブギウギの歌にのせて、豪快なダンスの連続ですばらしい公演でした。
舞美りらちゃんの美貌とスタイルとダンスが凄すぎて、満足。
桜咲く国のパレードのあと、出演者全員のトークショーがあって、客と団員の距離感がずっと近くなりました。楽屋トークがちらほら。ついに念願の軍服が着られるということで、うれしさ百倍だった京我りく君。裏方さんに「あんた三等兵で喜んどったらあかんで。」と言われたそうです。たしかに軍服の裏の生地がザラザラだったような。三笠桜子役の舞美りらちゃんと顔超近すぎ状態で踊った京我りく君。舞美ちゃんを抱き上げる役を申し付かりたかったそうで、自分の役は死んでしまっていない設定だったので名乗り出るわけにもいかず、オーディションで決まった桜乃ひとみちゃんをうらやましく見ているそうです。最後は恒例の撮影タイムでお別れ。
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近鉄、四つ橋線と乗り継いで、西梅田の劇団四季に行ってきました。
猪王山ライオン、熊徹ライオン、一郎彦白鯨の巨大変身がうまくできていて感心しました。特に白鯨が分割するや正面から牙をむいて噛みつくシーンに変わるなど、よく考えられていました。
テーマは、父と子の葛藤。親子関係について考えさせる作品でした。自分が何になりたいか、胸の中の剣に問うて自分に正直に生きることが大事だよ。
バケモノ界と人間界が境界を接していて、バケモノ界に人間が迷い込むという設定になっており、バケモノ界では次の宗師を決める試合を9年後に控えていました。人気がない熊徹と人気があった猪王山が立候補。ただし弟子を育てていることが試合出場の必須条件。熊徹は形だけでもいいから弟子になるバケモノを探し求めます。
蓮の母は死んで幽霊となって蓮を常に見守り励ましていました。蓮は父とはぐれてバケモノ界に迷い込み、常日頃力が欲しいと願っていたところ、試合中の熊徹に会ってただひとり応援します。熊徹は蓮を弟子にしますが、つっけんどんで、なかなか伝達がうまくいかず、ぎくしゃくしていました。蓮が上達するにつれ、熊徹に父親としての情が湧いてきて、蓮が人間界の大学に通いたいと家出したときは、必死で蓮を探すくらいでした。きっかけは、いじめにあっていた楓を救ったこと。幼いころに読んだ白鯨を、漢字を教わりながら読み返したことで、大学でもっと勉強したいという思いに駆られました。
猪王山にも息子が二人いて、一郎彦と二郎丸。一郎彦は捨て子の人間で、かわいそうに思った猪王山が拾って夫婦で育てます。しかし、なかなか出生の秘密を告げることができずじまい。二郎丸に牙が生えても、一郎彦には牙がなかなか生えてきません。変だと気付く一郎彦でしたが、強い猪王丸が大好きでたまりません。自分もいつか父と同じように強くなりたいと信じていました。
いよいよ宗師決定戦。劣勢だった熊徹でしたが、帰ってきた蓮の応援を得て逆転勝利。父・猪王丸の敗北に怒り狂った一郎彦が卑怯にも背後から熊徹に襲い掛かります。蓮が熊徹をかばって、二人が人間界、バケモノ界と場所を変えながら戦います。ほとんどバケモノと化した一郎彦に、人間の蓮が勝てるわけもなく、傷を負った熊徹が剣と化して蓮とともに戦い勝利。怒りに狂った一郎彦が我に返って蓮と和解、一郎彦はバケモノ界へ、蓮は人間界へと戻っていきました。宗師交代は100年後に持ち越し。
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モンゴル駆逐という共通スローガンのもと、大衆を裏切り出し抜いた朱元璋が大明帝国を建国。洪武帝に即位、利益があるうちは懐柔、なくなれば粛清の嵐。明を二分する靖難の役。勝者の永楽帝が海洋に目覚め、鄭和が史上大艦隊を率いて威圧外交。莫大な出費を嫌って海から身を引く皇帝。もし明が海上警備を怠らず史上最大の大艦隊を100年維持しつつディウ沖海戦に参戦していれば、ポルトガルに勝っていた。この敗北でアジア全体が白人に奴隷化蹂躙された。異教のアジア人は人間でなくなった。民衆と皇帝は建国当初から溝が深かったが、民政を顧みず腐敗堕落していく後宮。寒冷と飢餓に苦しみ続け、怒りの農民反乱の先頭に立った李自成。文禄慶長の役で明軍が弱体化。明最後の皇帝だった崇禎帝が李自成の救いの手を振り払い自ら死を選ぶ。李自成が順を建国。呉三桂が李自成を裏切って、清のドルゴンとともに順を倒し清を建国。明の堕落皇帝が南に逃亡し南明を建国。鄭成功が北伐するも清軍に敗北。オランダ東インド会社VOC軍を破り台湾で抵抗運動。康煕帝に利権侵害された呉三桂が三藩の乱を起こし周を建国。呉三桂敗北憤死、鄭一族降伏によって清は40年かけてようやく中華統一を果たす。皇帝は満洲語を話し、民衆は漢語を話した。皇帝と民衆の溝はさらに深くなったのだ。
中国の南に興漢の分子が生き残り、へなちょこ八路軍、アヘン腐敗堕落した清末の革命運動へとつながっていく。満洲女真族と協力して民主的に革命できなかったのも納得。中国共産党・都市と非共産党・農村の溝は、深いままだ。「革命、いまだ成らず。」
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984年
関白太政大臣 藤原頼忠 61歳
公任 19歳 従四位
左大臣 源雅信 65歳
倫子 21歳
右大臣 藤原兼家 56歳
道隆 32歳 従三位
道兼 24歳 正五位
道長 19歳 従五位
道綱 30歳 従五位下・左近衛少将
大納言 藤原為光 43歳
斉信 18歳
蔵人頭 藤原実資 29歳 従四位
冷泉上皇 35歳
居貞親王 9歳 (のちの三条天皇)
円融上皇 26歳
女御 詮子 23歳 (兼家の娘)
懐仁親王 5歳 皇太子 (のちの一条天皇)
花山天皇 19歳
女御 忯子 16歳 (斉信の妹、為光の娘)
翌年に皇子を懐妊中に死亡
女御 諟子 19歳 (頼忠の娘)
藤原義懐 28歳 正三位
藤原惟成 32歳 従五位 (花山の乳母子)
義懐・惟成が荘園整理令を推進
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午前診を終え、自宅でまったりと月組GDSを観劇しました。これは月組一番の代表作でしょうね。
ギムナジウム、私も中高一貫でギムナジウムを体験しましたが、エゴン・シーレ疾風怒濤期の葛藤をもう少し描いてもよかったかもしれません。中学入試問題頻出だったヘルマンヘッセ「車輪の下」を大昔読んでいましたが、それによるとラテン語文法の勉強がうっとうしくて仕方がなかったそうです。きっとエゴン・シーレもそうだったのかな。アビツーア(Abitur)で高得点をあげて大学医学部に合格すれば、カロッサ「美しき惑いの年」のような自由解放されたロマンスが待っているわけで、若いうちはひたすらがまん、がまん。絵の才能あふれるエゴン・シーレは出世の道を捨ててモデルのヴァリといっしょに貧乏暮らしをはじめます。シルバー・クリムト(銀メダルのクリムト)と呼ばれていては永久にクリムトを超せない。地図のない険しい道を歩んだエゴンが、戦役・貧乏・ヴァリとの身分差同棲に挫折し、金欠で子供をモデルに描いたことが変態幼児誘拐犯の冤罪を着せられて投獄。出所後、父アドルフと同じ鉄道員の娘エディトと知り合い結婚する。結局、父アドルフの言うとおりに生きていても同じだったじゃんと、ふと思いがよぎる。しかし最後まで絵を描くことを捨てなかったエゴンの短い28年の一生だった、傑作「死と乙女」をこの世に残して。
イケメン・美人だらけの月組さんのすばらしい公演でした。
エゴン・シーレ 彩海せら
ヴァリ 白河りり クリムトのモデル・前妻
アドルフ・シーレ 大楠てら 父
マリー・シーレ 桃歌雪 母
クリムト 夢奈瑠音 死期の巨匠
トート 彩音星凪 死に体のエゴン自身
エディト 花妃舞音 お嬢さん妹・後妻
アデーレ 菜々野あり お嬢さん姉
アントン 瑠皇りあ 友人
ゲルティ・シーレ 澪花えりさ 妹・アントン嫁
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