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2024年1月14日 (日)

NHK大河「光る君へ」をみて2

すれ違いの多い道長と紫式部。禁裏と藤原を批判する路上劇がおもしろい。ラブレター(恋文)の代筆は昭和まで存在していたが、絵師の小屋で紫式部も男に成りすまして返歌の代筆バイト。貧しい為時邸を未来の夫・宣孝がウロウロしているのも面白い。

関白頼忠、右大臣兼家、蔵人頭道兼。

天皇の務めには3つある。1.政事、2.聖事、3.性事。貴族は血を忌み嫌うもの。

女御の詮子(兼家娘)は、円融から女として見られず(懐仁親王の)母としての務めを果たせと冷たくあしらわれる。円融の寵愛は中宮の遵子(頼忠娘)にしかない。円融のお渡りは遵子ばかり。遵子に男児(親王)が産まれれば、この世は関白・頼忠のものになり、兼家は権力の座から転がり落ちることになる。そうなる前になんとかしなければ。兼家から毒(トリカブト?ヒ素?水銀?)を盛られ円融は健康を害して退位を迫られる。兼家にとっては懐仁(やすひと)親王(のちの一条天皇)がいれば、成人して言うことを聞かない円融はもう用はない。外祖父(ミウチ)として円融を思い通りにできないのであれば、もう用はないのである。しかし、懐仁親王が一条天皇に即位するまで、円融に生きていてもらわねば兼家にとって困る。円融が死んでしまったら、冷泉・花山にターンがきて兼家も困るのだ。

内裏を中宮の遵子に奪われ、内裏から東三条殿(兼家邸)に女御の詮子は出戻る。東三条殿には若き道長がいて、詮子と道長の仲が深まる。

声が小さく体が弱っていそうな関白頼忠の円融への上奏「筑前(鴻臚館)に来た高麗人(こまびと)の件でありますが。」経費のかかる衣料や食料は高麗人(このとき新羅は滅亡して存在していない)海商もち、屋根付きの住居のみ貸し与えるというのが当時のスタイル。大宰府官僚が平安朝廷の欲する珍品のみ公定価格で買い取り、あとは民間貿易に投げ与えていた。しっかり、このシーンも見落としなきよう。

*もともと新羅人海商の本拠地で裕福だったで青海鎮で、農民反乱を契機に後百済が百済復興をめざして独立。渤海から独立した後高句麗が、新羅と後百済を滅ぼして統一。後高句麗を乗っ取った王権が高麗を建国した。

バカのふりをして護身を図ってきた師貞親王を後継者がいないうちに一代主(のちの花山天皇)にして、懐仁親王を立太子しておこうと兼家は画策する。花山天皇が即位すれば、父・為時も優遇され、紫式部も婿取りしやすくなるはず・・・なのだが。花山天皇に男子(親王)が産まれてしまうと兼家は困る。頼忠・公任・実資や為光・義懐・行成に権力が移行してしまうからだ。一条天皇を早く即位させて花山天皇をすぐに退位させておきたいところ。

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