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2023年6月21日 (水)

東魏 vs 西魏

隋末期の軍閥

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北魏が北の国境警備にあたっていた六鎮の乱で東西に分裂。同じ鮮卑なのに、洛陽でぬくぬくと暮らす奴がいれば、六鎮で明日の生命も保障されない奴もいる。不公平な話だ。六鎮のひとつ武川鎮からのちの皇帝が続出した。東魏は当時、漢人が多く、官僚組織を取り込んだ。西魏は武骨な胡人・西涼を軍人として登用、軍事国家となった。当然、西魏が強いはずが、東魏の将軍・高歓には連戦連敗。愚帝によって高歓が処刑死すると、西魏の柱国大将軍・宇文泰が圧勝。

楊堅(文帝) 嫁が独孤伽羅。独孤氏は楊氏より家格が上で、カカア天下。

 南朝の陳を滅ぼし天下統一を果たすため、短く運河を作らせた。

楊広(煬帝) 嫁が簫皇后。梁の菩薩天子(武帝)の末裔!!

 天台宗開祖・智顗(ちぎ)に心酔し、仏の国・梁に憧れ、江南の建康に行幸するために長い運河を作らせた。

百済が隋に高句麗遠征を要請したのだが、百済は隋を裏切って高句麗と内通していた。そのため隋水軍・来護児は高句麗に連敗した。

国は滅びても夫婦共々、命だけは救われると信じた煬帝が側近によって殺害され、簫皇后は妾の子を連れて東突厥に頼り、北境地に亡命。李淵を撃退した。

敵将を手なずけた李世民が隋末に割拠していた軍閥を討ち果たして天下統一。626年、玄武門の変で、兄・李建成と弟・李元吉を殺害した。李世民は王羲之の書を収集し、欧陽詢に鑑定させた。欧陽詢の死後は、褚遂良に鑑定させた。孔潁達(くようだつ)に五経正義の編纂を命じた。高宗のときに完成。隋の開皇律令と唐高祖の武徳律令の矛盾点を解決し残酷な刑を改善し、貞観律令格式を制定した。均田制・租庸調制、府兵制を敷いた。

門下省 高士廉(侍中)・崔民幹(黄門侍郎)

中書省 房玄齢

尚書省 簫瑀(左僕射)・封倫(右僕射)

吏部 長孫無忌

兵部 杜如晦

諫議大夫 魏徴

 

則天武后が科挙の改革を行い、詩賦(作詩作文の能力)を重んじたために、唐詩隆盛の原因となった

西魏側陣営が東魏側陣営を征服する形となった大唐帝国だった。旧東魏に鮮卑残党やソグド人や契丹人などが住み、旧西魏にはタングートらが住みつき、吐蕃が虎視眈々と長安をうかがっていた。

玄宗皇帝の時代、宰相・李林甫が死ぬと楊国忠が就任。敵視された安禄山が反乱を起こした。このとき反乱軍に吸収していったのが胡人と悶々と暮らしていた旧東魏の末裔たち。糖尿病で悪性腫瘍・脳転移で精神錯乱した安禄山のあとを盟友・史思明が継ぐも、長安・洛陽の制圧に手こずり、江南にまで反乱軍を派遣することができなかった。結局、ウィグルが旧西魏サイドに付いたため、旧東魏サイドはまたしても敗北を喫した。

大宰府倭京に都を置く倭王は、この隋唐の混乱を笑いながら眺めていたことであろう。上宮法皇(日出る処の天子・多利思北孤)、わかんどおり(桐壺帝)をはじめ、光源氏ら倭王が、大宰府後宮数千人と恋沙汰に興じてしまった倭国。李世民が擁するブレインたちを掌握し、俀国(扶桑国)・中大兄皇子を調略した則天武后によって倭国が滅ぶことになるのだが。

 *狭い奈良飛鳥小墾田宮に後宮数千人が住んだ形跡はない。女帝・推古大王が後宮を召し入れてどうする?聖徳太子は継体の盟友・大臣(おおおみ)・亡命した任那王?・蘇我氏に小突き倒されていた。源氏物語が、宿敵の亡国恋愛失態を描いていたから、平安藤原貴族たちがやんややんやと囃子たてていた。歴史として残せない史実は物語として残すのが常套手段なのだ。倭王・磐井は、梁の菩薩天子(武帝)の心の友。上宮法皇は、煬帝に対して「同じ菩薩天子じゃないか、仲よくしよう。」と親書をしたためたため、天子に二つはなく無礼として煬帝を怒らせたのだった。聖徳太子は、蘇我氏に睨まれながら武帝の皇太子(昭明太子)に心酔していた。

 *中臣鎌足(のちの藤原鎌足)は、唐の密命を受けて、海外に目覚めたばかりの俀国(扶桑国)の遣唐返答使として来日したスパイ。祈祷専門家・中臣氏になりすまして中大兄皇子を調略し、645年、大化改新をおこし、朝鮮半島出身の蘇我入鹿を殺害した。白村江の戦いは、唐・新羅だけではなく、唐・新羅・俀国(扶桑国)vs 倭国・百済の戦いである。唐が突厥や百済や新羅を調略しているのに、卑弥呼と卑弥弓呼に分裂していた日本を調略しないわけがないではないか。日本の情勢を逐一調査分析して歴史書に記載している。大宰府は唐の征服を受けており、その証拠に都護府が置かれている。倭国は負けたが俀国(扶桑国)は勝った。倭国を匿った女帝・持統天皇が則天武后からゆるゆると自由になったのは、同じ女性であったうえに、698年、東突厥が長安を攻め、都護府に軍を送ることができなくなったから。

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