1 フェニキア帝国
シドン港、ティルス港、ビブロス港を拠点。レバノン杉で造船。
キプロス島、サルディニア島、シチリア島、マルタ島、バレアレス諸島(マジョルカ島)、イビサ島、イベリア半島(カルタヘナ・マラガ・バルセロナ)、モロッコ(タンジェ)、カディス、リスボンに進出。メッシーナ海峡は流れが速く古代船は通過不能。シチリア海峡とジブラルタル海峡が重要ポイントになった。
アッシリアや新バビロニアにシドン・ティルス・ビブロスを奪われ、パレルモ、カルタゴを新たな拠点とする。
*古代ギリシャ
飲料水と食糧がなく、黒海北岸のウクライナの穀倉から食料を得た。ダーダネルス海峡、ボスプラス海峡が重要ポイント、ビザンティオンを拠点。
ウクライナ騎馬民族スキタイ人に敗北し続けた古代ペルシャ帝国が、ギリシャ人の穀物買い付けルートに乗ってウクライナを攻めた。そのため、ギリシャ・ペルシャ間にペルシャ戦争が生じた。
古代ペルシャ帝国はフェニキア都市を保護したが、エジプト穀倉地帯を独占したいマケドニア帝国はフェニキア都市を破壊しつくした。新たな拠点としてアレクサンドリアを建設。マケドニア帝国に勝ったロードス島のロードス商人が史上初めて「公海」を提唱する。
古代ローマ帝国は、食料を求めて、シチリア島、エジプトの穀倉地帯を支配するも不足。ダキア経由でウクライナ穀倉地帯を目指すも原住民の抵抗に会い諦めた。穀物を市民に無料支給するため、アウグストゥスは、食糧長官を常置して東アジア、東南アジア、インドとの海洋貿易に乗り出した。五賢帝が征服したパルティアから疫病流行、属州にローマ市民が移住し、カラカラ帝が市民権を乱発し、市民権を得るために頑張ってきた兵のやる気を削ぐこととなり、傭兵を雇い滅亡の要因を作った。疫病退散の奇跡を演じたキリスト教徒がキリスト教(当時は邪教)を広めたことで、ローマの最新科学技術が衰退し、異教徒と異端を虐殺して天国に行けるとする暗黒の中世となった。
2 遊牧帝国と共存したインド帝国と、遊牧帝国と戦闘した中華帝国
抑えなければならない重要ポイントは、
マラッカ海峡 浅瀬が続き干満差が激しく航行困難。海賊の格好の餌食。
ホルムズ海峡
バブ・エル・マンデブ海峡
林邑(チャンパ)にインド商人が移住。扶南(カンボジア)に大農業国(プノム)建国。スマトラ島にシュリーヴィジャヤ、ジャワ島にシャイレーンドラを建国。
*アッバース朝
海洋交易に無関心。民間商人と共存した。バクダードが栄えに栄え、キリスト教という迷信を妄信した超貧乏国フランク王国に恩恵を垂れた。アラブ人メシアに納得がいかない、プライド高きペルシャ人(イラン人)は別系統のイスラム帝国を築く。漢人に祖地を蹴とばされた、奴隷あがりのトルコ人にはそんなプライドはなかったが、奴隷出身という汚名返上に躍起になった。
*黄巣の乱 875~884
塩の密売商人、王仙芝と黄巣が反乱。広州に栄えていたイスラム商人、ユダヤ商人、キリスト教徒、ゾロアスター教徒が大虐殺された。イスラム商人はマラッカまで撤退した。閩南人、客家人といった中華の夷狄が、インド洋の「ダウ」を真似て「ジャンク」という外洋帆船を建造し、南京と東南アジア間の海洋交易を独占した。南宋はジャンク交易を保護した。強大国だった中原の五代(後梁・後唐・後晋・後漢・後周)は、「遣唐使廃止」「遣呉越使」の日本交易で栄えた呉越国、台湾・東南アジア交易で栄えた閩国、宦官乱造の南漢国が稼ぎあげたジャンク交易の富を貢がせた。
世界史教科書で「五代十国」が軽んじられているが、「東アジアに勃発したジャンク交易」はものすごく重要な学習事項だと思う。海の道は、絹織物から陶磁器の輸出へ。「セラミックロード」の誕生。のちポルトガル商人は下衆な奴隷貿易に換えてしまう。海洋交易に受け身消極的だった大清帝国の責任だ。どだい、ルール無法ランドパワーの馬賊・満洲人に他民族との連携が大切ルール厳守シーパワー海洋商人が務まるわけがないのだが。
*大元帝国
草原の道 元の北京とイル汗国のダブリースを結ぶ。
海の道 北京、天津、杭州、泉州、東南アジア、インド、ホルムズを結ぶ。
日本には日元貿易が栄えに栄え、「留学僧・渡来僧の世紀」を迎え、中華風の日本文化の基礎が築かれた。書院造、日本庭園、家具、精進料理、点心、飲茶など。茶道、華道、歌道、香道。蘭渓道隆、無学祖元、夢想疎石。五山僧が幕府の外交を担当した。
1252年 モンゴル軍人のノミが中国のクマネズミに感染
1331年 中国でペスト流行
1345年 キプチャク汗国がジェノヴァ都市カッファを包囲した際、ペスト罹患の死体を投石器で投げ入れた。ジェノヴァ王国からイタリア全土、地中海貿易のイタリア商人によりヨーロッパ全土に感染拡大。
*大明帝国
洪武帝・建文帝 海禁政策・宦官禁止
永楽帝 鄭和「宝船」大艦隊による南海遠征・帝位につくとき宦官の世話になったので宦官容認
3 ヴァイキング帝国と北方十字軍
スカンジナビア半島の農耕民族が、人口過密と寒冷被害に耐えかねて海賊行為に至った。
シチリア島・南イタリアまでノルマン・コンケスト。
異教徒ヴァイキングへ北方十字軍。重要な中継点リューベックとハンブルクにハンザ同盟結成。ヴァイキング帝国に対抗し勝利した。
ヴァイキングのロシアは豊富な河川に沿って都市を形成。琥珀と毛皮と蜂蜜をムスリム商人と交易した。そこへトルコ系ペチェネグ人が交易ルートを遮断したため、自給自足をするためにキエフ公国を建国した。
ピョートル大帝は海軍を創設したが船が幼稚でバルト海覇権を獲得することに失敗、毛皮を求めてシベリアへ、さらにアリューシャン列島・アラスカで高級剛毛ラッコの毛皮を乱獲し、大清帝国と交易。ラッコが絶滅したアラスカをアメリカに売り渡した。ラッコが絶滅した千島列島を日本の樺太と交換した。
4 バスク帝国
フランスとスペイン山岳でゲルマン民族に抵抗したバスク人がついに、王国、そして世界を支配する帝国を建国するに至った。
5 国際金融資本のお乗り換え:おフランスに憧れた大英帝国から、おフランスの真似をしたアメリカ帝国へ
総元締めの国際金融資本が目指しているのは、「グローバリズム」、自由という名の全体主義。
大英帝国はピューリタン革命までおフランスを受け入れたが、どうにかこうにか阻止し孤高の自由を保った。
アメリカ帝国はおフランス「人権宣言」の条文どおり、個人の自由を奪いながら猪突猛進。
おフランスはもともと、イエスキリストの血族であるとローマ教皇を脅し続けた謎多き王国。まんざら嘘でもないのか、ローマ教皇も口封じに焦っている。
「変なものは大体、フランスから来る。」
「フランス、けっこうヤバいです。」
王は神であるから血が青い、自然状態でなんで戦ってるねん?協力せな生きていけんやろ、縄文集落みてみ、王権神授説然り、啓蒙思想然り、フリーメイソン然り、リヴァイアサン、ルソー社会契約説、一般意志ってなに? フランス人権宣言然り。共和制の敵やから裁判要らず死刑?なんでやねん、デカルト、理性によって認識できないものは切り捨てて、理性によってすべてを分割し統合する理性信仰。重商主義、景気が良くなったら貿易赤字が当然やで、何じゃらほい?? フランス映画の主張もようわからん。
ユダヤ 対 反ユダヤの戦いに全世界が巻き込まれている。
ユダヤ ⇐⚔ 反ユダヤ ナショナリズム(白人至上主義・アメリカ第一主義)
ユダヤ グローバリズム(企業社会主義) ⚔⇒ 反ユダヤ
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