ビザンティン・レコンキスタ
Youtubeに中世ブルガリア帝国に関する動画がuploadされたので紹介したい。
Revival of the Medieval Roman Empire - Byzantine Reconquista DOCUMENTARY - YouTube
これはかなり良くできている。
国を持たないスラブがようやく持てた国がブルガリア。これがめっぽう強かった。カトリック、ブルガリア正教、ギリシャ正教は決して相いれない関係にあった。そこに加え、のち史上最強のローマ教皇インノセント3世を激怒させた、カタリ派・アルビジョア派として知られた異端教徒たちの温床となった。十字軍によって徹底的に粛清されたため、どんな教義だったのか今やよくわかっていない。
遠くに西ローマ帝国に代わるカトリック守護者・神聖ローマ帝国が姿を見せ、東隣にイスラム・アッバース朝、西隣にブルガリア帝国に挟まれたビザンツ帝国。自国の権力闘争に加えて、外国との戦争に東に西にと明け暮れた。平和を維持するために、地政学的に重要なシチリア島、クレタ島、キプロス島を手放すわけにはいかなかった。
この動画の見せ場は、ビザンツがブルガリアに滅ぼされかけたところ、キエフ大公国(現ウクライナ)のヴァイキングのヘルプのおかげで形勢逆転したことろだろう。
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