宝塚歌劇星組「ディミトリ」「Jaguar Beat」(2回目)をみて
午前診を終え、近畿&中国自動車道を走って、嫁と宝塚大劇場に行ってきました。座席は1階真ん中下手側の良席でした。
*ディミトリ
嫁の感想から。
ディミトリを国家の裏切者とまで罵ったルスダンがどうしてディミトリを寛容に受け入れたのかがわからない。柳生のときも、ゆら姫が理解できなかった。小説は、どの登場人物をクローズアップしても、その心情の流れに疑問点があってはならない。宝塚事情はあるにせよ。
ルスダン(舞空瞳)がバテシバ(有沙瞳)に言うセリフ「あんたのことが大っ嫌い。」これは、くらっちが可哀そう。余分なセリフだと思う。柳生のときも、十兵衛(礼真琴)が退団していく漣レイラにはなむけに贈ったセリフ「外道。」、ファンが聞いていて悲しくなる余分なセリフだった。身分の卑しいバテシバ女王にギオルギ王の子供がいて、その子供が大きくなってディミトリ、ルスダン、タマラ王女、ルスダンが産んだ男の子に絡んでいくようなストーリーのほうが感動的ではないか。(たしか史実もそうだったように思う)
私の感想は、ストーリーというより、舞空瞳ちゃんのファッションショーだと思ってオペラグラスで楽しんで観ている。奈良天理の上田久美子先生ならもっと矛盾なく理解できる脚本が書ける。仲直りして戻りません?フランス語と言えば三高・京大の右に出る者なく、愛知県芸術劇場AAC12月号の特集記事を拝読しました。
*ジャガービート
やっているジェンヌさんはしんどいけれども、演じるジェンヌさん個人の顔がせわしくて見えない。曲も嫁の耳に残らなかったが、私の耳には「ピッ、ピッ、ピッ。」が残った。私はやはり、舞空瞳ちゃんのファッションショーだと思ってオペラグラスで楽しんで観ている。ほかの娘役さんにもドレスをたくさん着せてあげてほしかったというのは一致した感想。月組から招聘したあり(暁千星)のダンスをもっとたくさんクローズアップしてほしかった。
最後に、頑張れ、98期!
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