« 室町時代のお勉強 | トップページ | 雪組退団者2022発表 »

2022年8月17日 (水)

承久の乱(続)

NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」も比企氏が滅亡して佳境に入ってきました。ファイナルに向けて残るビッグイベントは、実朝暗殺が誘因となった承久の乱です。

私は、この辺の歴史をかなり詳しく勉強してきましたが、盲点を述べておられましたので記しておきます。

サービスする朝廷

承久の乱後、朝廷は「雑訴の興行」と「人材の抜擢」を打ち出します。武力を放棄した朝廷は国衙領や王家領荘園の住人を守ってくれません。朝廷の税収は激減し、荘園数が減ることで受領になるための4位5位クラスの貴族たちからの裏献金も減りました。

一方、新補地頭が立荘した荘園は、雑訴(土地争い)には幕府は忙しいので関知しない、当事者同士で解決しろというのが基本姿勢。そこで王家領荘園や国衙領はその辺のサービスいいでっせと宣伝して、働き手を集めたようです。キャリア上級貴族は京都内裏の有職故実や和歌や楽器には詳しいけれど、細かな計算・記録やトークが苦手。ノンキャリア下級貴族の下衆なお仕事と扱われてきました。そこで、細かな計算・記録や感じ良いトークが得意なブレインを地方に派遣して、幕府が嫌がる訴訟をしっかり解決します、安心快適な生活を保障しますと言ってきたわけです。

ここら辺、東大文系2次試験に出題されそうですね。

61bejprcael

|

« 室町時代のお勉強 | トップページ | 雪組退団者2022発表 »