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2022年3月12日 (土)

おすすめの小児科テキスト

洋書

Liebman 「Neuroanatomy」

Langman「Embryology」

Green「Pediatric diagnosis」

Springer社「Inborn metabolic diseases」

和書

南江堂「イラストレイテッド 心電図を読む」

診断と治療社「はじめて学ぶ小児循環器」

清水宏「あたらしい皮膚科学」

寺島俊雄「神経解剖学講義ノート」

兼本浩祐「てんかん学ハンドブック」

白石秀明「小児脳波」

 

先天性心疾患の理解には、容量負荷と圧負荷のイメージングが大切。心臓は発生段階でもっとも複雑でダイナミックな動きをとる。鰓弓動脈の残存とアポトーシスを想像する

容量負荷 血液駆出時間が延びるので心電図は横に伸び、エコーは心腔拡大する。

圧負荷 圧抵抗に逆らって血液駆出するのに多くの電気を要するので心電図は縦に伸び、エコーは心筋が筋力を増し壁肥厚する。

左室壁はツルツル*、右室壁はゴワゴワ。左室は2尖僧帽弁で同定。乳頭筋は2つか1つ(僧帽弁狭窄をきたす)か確認。右室は三尖弁で同定。ドップラーエコーでIVCとAoの左右位置を確定し、左房、右房を同定する。PLSVCの発見。大動脈は1本、肺動脈はすぐ2本に分かれるので同定。ただし肺動脈閉鎖症はその限りにあらず。

*ただし左室心尖部の壁だけはとてもゴワゴワしてVSD4型はパッチが困難。

左室は元気に働けるが右室は少しの負担ですぐバテテくる。

その血行動態の結果、肺動脈はhigh flow(多呼吸)になるのかlow flow(チアノーゼ)になるのか。high flowから肺血管抵抗が増し不可逆的肺高血圧症になるとope予後が不良になる。どのレベルで左右シャント、あるいは右左シャントを生じるのか。

TAPVRは肺うっ血(血痰)像を呈する。エコーで心房最深部にcommon chamberの発見。ドップラーエコーで4本の肺静脈還流か、1本足りない3本の肺静脈還流か。PAPVRの鑑別。

CoA(大動脈縮窄)は反回神経圧迫による嗄声を生じる。PDA右左シャントにより上下肢SpO2に差を生じる。股動脈触知困難。PDAが閉鎖すると下肢に血流が流れないので、opeまでパルクス(PGE1)持続点滴静注が必要。

TGA(完全大血管転位)はPAバンディングで胎生期怠けていた左室の筋力トレーニングを施してからJatene。

 

心筋梗塞をたくさん扱う循環器内科とは、小児循環器科は様相がまったくちがう。乳幼児期の川崎病と学童期の心筋症で冠動脈分野でご一緒する感じ。出生時はPAT、ときにAVブロックが多くみられ、1歳すぎて副行路ができてWPW症候群による頻拍発作が増えてくる。

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