宝塚歌劇雪組「夢介千両みやげ」「Sensational !」(1回目)をみて
朝、関目君が奈良に来訪。夢介千両原作のあらすじを教えてくれました。11時ころ、助手席に乗ってもらい、近畿自動車道、中国自動車道を通って、宝塚大劇場に行ってきました。さっそく、キャトルレーヴで、有沙瞳ちゃん、潤花ちゃん、マタドール芹香斗亜さんのブロマイドと、雪組パンフレットを購入。1階トイレ前で、紫峰あけのさん三人組とすれ違いました。21列でご観劇でしたね。パンフレットに見入っておられましたし館内私語厳禁なので声がけはしませんでした。
座席は、1階ド真ん前やや下手側。SS席のこの上ない良席でした。関目君、わたし、そして見知らぬお兄ちゃんの3人の男が銀橋すぐ前に並んだ形になり、けっこう目立ったんじゃないですかね。私もコアなファンアピールのため、オペラグラスをクビにかけていましたし。ジェンヌと目線がバンバンあう感じはたまりませんね。
プロローグでいきなり華純沙那ちゃんと目線が合っており感激やら緊張やら複雑な気持ち。ほんとに可愛い。諏訪さきさん、縣千さんは銀橋並びでこちらを見てくれましたし、沙羅アンナちゃんはヴェネチア紋章松山公演以来、よく目が合います。あとは復帰おめでたい千風カレンさん、ラテンの野々花ひまりちゃん。
なにせ銀橋渡りで目の前の位置でいったん停止して歌を歌ってくれましたので、絶景かな絶景かな。美人の妃華ゆきのちゃん、そして早くも銀橋デビューの音彩唯ちゃんに感動。
あやな(綾鳳華)退団おめでとうモードの公演でした。銀橋でのソロも感動的でしたし、首筋まで汗がびっしょりで全身全霊を込めて演技をされていました。目が優しかったですね。
第一部、夢介千両の感想。
子役の花束ゆめちゃんが笑いを誘う好演。
第二部、センセーショナルの感想。
ダンスの神様・沙月愛奈さんが残した付き人愛弟子の、羽織夕夏ちゃん、そしてすぐ後ろに菜乃葉みとちゃんがキレキレダンスを踊ってくれているのを目の前で観れて感動。あとは、ダンサーの希良々うみちゃん、千早真央ちゃんをしっかりチェック。朝月希和ちゃんも含めて、持って生まれた天性のリズム感がすばらしい。
もう目がいくつあっても足りない状態でした。
ラスト、パレードの感想。
美人の白峰ゆりちゃんが、ドレスに足を引っかけてコケそうになってましたが、転ばなくてよかったです。和希そら君を迎え、和気あいあいムードの96期がこれからも雪組を支えてくれるでしょう。
エトワールのありす(有栖妃華)、いつもさすがっす。
あらすじをちょびっと。小田原庄屋の親父と江戸伊勢屋の主人が親戚かなんかで、夢介に道楽修行と称して100両を持たせ、残りの900両を江戸伊勢屋に預けたところから話がはじまる。
1.小田原庄屋
夢介 彩風咲奈
親父 (なし)
爺や 汝鳥伶
2 江戸伊勢屋
親父・総兵衛 組長(奏乃はると)
母親・登勢 副組長(千風カレン)
ドラ息子・総太郎 朝美絢
3 ひとつ屋根の下のスリ兄弟
お銀 朝月希和
三太 和希そら
おませなお鶴 花束ゆめ
亀吉 莉奈くるみ
4 奉行・同心・岡っ引き
遠山金四郎 縣千
市村忠兵衛・金さんの叔父 桜路薫
走助・岡っ引き 華世京
5 悪役
一つ目の御前 真那春人
悪七 綾凰華 & お滝 希良々うみ (夫婦)
猿蔵 眞ノ宮るい
凄腕用心棒・猪崎 星加梨杏
なんか、かりあん人気爆発したみたい。顔のセンターに切り傷があるのは、星組柳生のきわみん(極美慎)と同じやん。
6 ヴェネチア紋章はぐれ鳥のような、修行武士兄弟
斎藤新太郎 諏訪さき
斎藤新次郎 一禾あお
遠山金さんと同行しており、他人の罪を着せられそうになる夢介の証人になる、夢介の味方。
総太郎(朝美絢)の恋ばなしは別進行でみるほうがわかりやすい。
女癖の悪い総太郎(朝美絢)は、いいなずけのお糸(夢白あや)ではなく、女中のお松(野々花ひまり)に迫って子供を孕ませる。蕎麦屋経営不振に苦しんだ亡き父の博打借金の肩代わりと交換条件で伊勢屋の許嫁になったものの、お糸は女たらしの総太郎との結婚がいやでいやで仕方がない。財布をスッた三太に後をつけられ、川に身投げするところを助けられる。お松は身分違いの子供を産むかどうか悩み、首をつって自殺未遂。夢介が「おらに任せて。」と名裁き、お松を小田原実家の養子入れして世間体を良くしてから結婚することで、伊勢屋夫婦も納得、喜ぶ。両親から勘当されていた総太郎はすっかり改心。お糸は夢介への謝礼金で蕎麦屋「小田原屋」をニューオープンしてめでたしめでたし。
さて話は元へもどり、小田原から江戸への道中。
お銀は夢介から100両すったつもりが鉛玉。スリのプロとしてのプライドを傷つけられたこともあり、夢介に押しかけ女房となる。夢介もお銀がやさしい真っ当な女性になるのならということで許す。
夢介、一つ目の御前に早速絡まれるも大金を渡してその場は解決。
春駒一座の手品に出くわし、三太(和希そら)と貧乏浪人・大前田源吾(透真かずき)の財布をスったスられたといったもめごとに巻き込まれるも、無罪放免。春駒太夫(愛すみれ)が夢介に惚れる。
伊勢屋に着くなり、総太郎が夢介に女遊びを教える。五明楼へと向かい、総太郎の借金を完済する。看板芸者は、梅次(杏野このみ)と浜次(妃華ゆきの)。浜次は夢介から嘘話で金を巻き上げようとするも改心、逆に恋に落ちる。
深川マンボが粋でいいね。
お銀は、夢介に嫉妬やきもち全開で、浜次と春駒太夫の魔の手を振り切ったところへ、今度は小田原から爺や登場。夢介との結婚に大反対。お糸、お松騒動で、遠山金さんの説得もあって爺やのお銀を見る目も変わってくる。
晴れて許されて夫婦になった夢介とお銀が向かったのは、お糸が経営する小田原屋。そこへ一つ目の御前らが現れ、夢介に金をたかるも、「おらの道楽修行は終わった。」と言って、刀をもって立ち向かう。お銀も手榴弾で応酬したが、小田原屋が大火事消失。咲、まなはる、あやな、かりあんの殺陣が見どころ。
金さんのお白洲。一つ目の御前一行はやけどの姿で逮捕。お銀のお裁きが下る。火付け盗賊は下手すりゃ市中引き回しの上の獄門。お銀がスリの前科もあって遠島を申し付かるも、関わった人たちの温かい減刑嘆願の手紙が山積みで、一等減刑の江戸十里四方・所払いということで。いよーっ、めでてぇな。
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