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2021年9月22日 (水)

奈良山鶴銘酒「長屋王」

長屋王歌一首

味酒 三輪乃社之 山照 秋乃黄葉乃 散莫惜毛

うまさけ 三輪のやしろの 山照らす 秋のもみじの 散らまく惜しも

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うまくて、あっという間に飲み干しました。これは奈良時代の製法そのまま大変な手間暇をかけてつくりあげた銘酒にして、長屋王が飲んでいた酒と同じものです。古代の酒は色がついてます。フランスのパスツールのずっと以前から火入れを発明して腐らないようにしたのは興福寺の僧侶でした。うまい。あては秋のさんま塩焼き二尾。

三韓使節があいさつに来た先は、天皇家を操る藤原ではなく長屋王の邸宅でした。毎晩のように催された酒宴。天皇家をしのぐ国際的に名が通った長屋王でした。高市天皇の皇子なので当然でした。

中秋の名月を眺め、目と鼻の先の長屋王邸から贈られてきた振る舞い酒を飲みつつ、平城京の大宮人の暮らしを偲んでいます。

天の原 ふりさけみれば 春日なる 三笠の山に 出でし月かも

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