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2021年5月13日 (木)

宝塚歌劇宙組(2020)「壮麗帝」をみて

遥羽ららちゃんが辞めるのなら、ズンららのラスト主演公演を観ておきたかった。昨年春に「壮麗帝」チケットを取れていたのにコロナで中止、昨年夏の再抽選に落選してパァ。DVDもブルーレイもなしか。

宙組娘役の美人ジェンヌご贔屓は、 

101期 水音志保 しほ

102期 潤花 かの

102期 花宮沙羅 さら

104期 楓姫るる るる

105期 山吹ひばり ひばり

106期 渚ゆり ゆり

スレイマン大帝(桜木みなと)はオスマン帝国全盛期の皇帝スルタンにして教祖カリフ。

ランドパワーのオスマン帝国が果たせなかった世界征服の夢をのちにシーパワーの大英帝国が果たしました。しかし、対外戦争には国民の苦しみが伴います。産業革命に対するラッダイト運動からはじまり、労働者社会主義運動が根強く繰り返され、大英帝国も同じ分裂滅亡の道を歩んでいます。

希望と栄光に満ちた地、自由の母国に生まれたことに感謝。神は我らに国境を約束されている、広く広くもっと広く取れと。故に我らが行く先には勝利あるのみ。

Land of Hope and Glory, Mother of the Free, 

How shall we extol thee, who are born of thee?

Wider still and wider shall thy bounds be set;

God, who made thee mighty, make thee mightier yet,

God, who made thee mighty, make thee mightier yet.

妾ヒュッレム(遥羽らら)が皇室の掟を破って、スレイマンの寵愛を一身に受ける。ヒュッレムがわが子メフメト(水音志保)を後継者にするには、マヒデヴラン(秋音光)の子、幼きムスタファ(楓姫るる)が邪魔。母后ハフサ(凛城きら)とマヒデヴラン(秋音光)がヒュッレムの前に立ちふさがる。奴隷アレクサンドラがヒュッレムの名を賜る。ヒュッレムとは「幸福者」の意味。宝塚版壮麗帝ではヒュッレムを、ムスタファも自分の子供も平等に育てようとする善人に描き出している。

ピリー(惟吹優羽)から奴隷上がりのイブラヒム(和希そら)が大宰相に任ぜられ、エジプト総督に甘んじ面白くない出世欲旺盛なアフメト(鷹翔千空)がエジプト独立を目指し、自ら皇帝と称し貨幣を発行する。イブラヒムがアフメトを鎮圧する。

イブラヒムは、サファヴィー朝と不可侵条約を結び、ハンガリー征服の勢いに乗じて、このままウィーン攻略をスレイマンに進言するも、内政重視政策のために却下される。サファヴィー朝ペルシャ王イスマイール(秋奈るい) がオスマン分裂を画策する。サファヴィー朝使者ギョルゲ(希峰かなた)に接触を受け、サファヴィー朝との不可侵条約に署名してしまう。ギョルゲがその書類をもってスレイマンに見せ、スレイマンはイブラヒムに不信感を抱く。

スレイマンの栄光のため世界征服をあきらめきれないイブラヒム、大宰相という地位をいただいたのだから、些事は自分が指揮すると決意する。

マヒデヴランがヒュッレムを毒殺する企みをエレナ(花宮沙羅)が知る。エレナから知らせを受け駆け付けた女官長(花時舞)が危機一髪でヒュッレムを救い出す。責任を取ってムスタファ(風色日向)とマヒデヴランがイスタンブール追放となる。エレナも王宮から追放。母后が死んで、ヒュッレムは正后に昇進を果たす。

サファヴィー朝宰相フサイン(水香依千)とイブラヒムが密談。そこへサファヴィー朝に寝返ったアフメトが現れる。サファヴィー朝征討軍の大将にイブラヒムが任ぜられる。妻ハティージャ(天彩峰里)にサファヴィー朝不可侵条約の密書をスレイマンに渡すよう託する。イブラヒムが援軍を要請、スレイマン大帝とサファヴィー朝新王タスマースブ(真白悠希)とで不可侵条約締結をさせようとする。そこへアフメトと手下がスレイマンとイブラヒムに切りかかる。アフメトは敗れタスマースブによって殺害。難を逃れたスレイマンはイブラヒムを更迭、法を遵守して処刑した。

メフメト病死、ヒュッレムの子セリム(希峰かなた)が後継者となり、ムスタファが反乱を起こす。ムスタファは鎮圧され刑死。

ヒュッレムはスレイマンの寵愛を受けた病床のなかで「わたしはあなたの隣でようやくヒュッレム(幸福者)になれました。」と言い残して死ぬ。ズンららのデュエットダンスで閉幕。

トルコ版壮麗帝では、ヒュッレムがある殺人事件の犯人と濡れ衣を着せられて、スレイマンに王宮追放され、王子たちとも引き離される。折も折、ハティージャがイブラヒムとの結婚が許され祝賀ムードに。これ幸いとヒュッレムがハティージャやハフサに仲介を働きかけるも拒否。女官の目撃証言者が現れ、無実の罪が晴れかけたところへ、宦官長が招き入れた真犯人サーディカがスレイマンを刺殺寸前、メフメット溺水騒ぎで未遂に終わる。ヒュッレムも、イブラヒム新婚新宮殿建築画家として訪れていた元カレのレオと再会する。イブラヒムはある条件を呑めばヒュッレムを王宮に戻すと言う。マヒデヴランと和解すること。もちろんヒュッレムは拒否する。神聖ローマ皇帝カール5世の敵となったマルチンルターがイブラヒム結婚式に招かれる。ウィーン包囲に向け準備万端。サーディカがレオとヒュッレムの恋仲を目撃する。イブラヒム、ヒュッレムが不倫したとスレイマンに報告。イブラヒムは、ヒュッレムとレオのどちらか一方を毒殺させる。サーディカがスレイマンを暗殺未遂し、拷問によってイブラヒムの名を語る。

香に仕組まれた毒でスレイマンが倒れる。皇帝室をたまたま訪れたヒュッレムが第一発見者となり、余命数日の診断を受ける。ヒュッレムはムスタファにいつ後継者になってもいいように手配を始める。そこでスレイマンが息を吹き返し犯人探しが始まる。例によってペルシャ出身のハーレム嬢に罪を着せたいイブラヒムだったが別の男に捜査担当が任ぜられておりできず。

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