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2021年4月 4日 (日)

宝塚歌劇花組「アウグストゥス」「Cool Beast!!」をみて

昼過ぎから阪急電車で嫁と宝塚大劇場ソワレに行ってきました。座席は1階ど真ん中ドセンターでした。でっかいオペラで覗いているとマイティと視線が合ったような気がします。

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世界史の基礎知識がないとちょっとわかりにくいかな。ローマ帝国という国はあちこちに「SPQR」という文字が刻まれています。Senatus Populusque Romanus ”ローマの元老院と市民” ローマ帝国は本来、共和政でなければならず、皇帝は本来あってはならないもの。元老院から政治を託されたのがコンスル(統領)であり、統領、さらに皇帝といえども元老院には逆らえないのが絶対的憲法でした。したがって元老院に逆らった皇帝(=終身統領)は悉く暗殺されました。

第1回三頭政治 カエサル・ポンペイウス・クラッスス

カエサル独裁政治

第2回三頭政治 アントニウス・オクタヴィウス・レピドゥス

アクティウム海戦 オクタヴィウス vs アントニウス&クレオパトラ

オクタヴィウス独裁政治

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今回のヅカは、カエサル独裁末期からはじまります。負けたポンペイウスの娘、ポンペイア(華優希)はカエサル(夏美よう)の命を狙って未遂に終わり、オクタヴィウス(柚香光)の助言により無罪放免となり、憎きカエサルが元老院派ブルータス(永久輝せあ)らに暗殺されると、神官になります。ところが民衆は反元老院派のアントニウス(瀬戸かずや)を支持し、キケロ(高翔みず希)とブルータスら元老院派はアントニウスによって処刑されます。ところがクレオパトラ率いるエジプトにローマ領の一部を割譲するという知らせに民衆が激怒。アントニウスはローマの売国奴となります。カエサルの遺言により終身統領の後継者として指名されたオクタヴィウス。ブルータスも手ごわいしローマ根本精神「共和政」をくつがえす敵と思われるんじゃないかと身をひそめていたオクタヴィウスに民衆の支持が変わります。いつしか誤解も解け互いに思いを寄せるようになったオクタヴィウスとポンペイア。ポンペイアの祈りが通じ、アクティウム海戦でピンチに陥ったオクタヴィウスのもとにブルータスの亡霊らが現れ、不思議なことに風向きも有利な逆向きになり、オクタヴィウスはアントニウスに勝利。ポンペイアは父親形見の剣で自害します。エジプト神殿に凱旋したオクタヴィウス、クレオパトラ(凪七瑠海)と約束したアントニウス助命も果たせず、恨みながらクレオパトラも後追い自殺。恨みの連鎖はどこまでも続いていくので、地に平和をもたらすためには赦しの心が必要だということが言いたかったようです。イエス曰く「右の頬を殴られたら左の頬を差し出せ。」

本村凌二東大教授の解説がパンフレットにあったので読みました。実際のオクタヴィウスは下痢をよく起こす気の小さな人物だったようで、ギリシャ留学時代に知り合ったアグリッパ(水美舞斗)が居なければ皇帝にはぜったいなれなかったそうです。軍事はアグリッパが担当、文治はマエケナス(聖乃あすか)が担当して、アウグストゥス(尊厳者)と呼ばれるほどの善政をしくことができました。

ラスト凱旋式のシーン、華優希ちゃんの真っ白な渾身のドレス姿、とっても綺麗でした。

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第二部はアフリカを舞台にしたワイルドなショーでした。ひっとんがいれば、専売特許アフリカンダンスが披露できたのに残念。

新郎(澄月菜音)と新婦(美花梨乃)の退団者銀橋渡りのシーン。美花梨乃ちゃん、めっちゃかわいかったです。マイティも元気にハイジャンプしてくれましたし、お祭り気分になれました。退団する更科那知ちゃんも柚香くんとダンシング。注目の若草萌香ちゃんは歌い、真鳳つぐみちゃんは踊りはねていました。ロケットでは小さな美女・湖春ひめ花ちゃんが手足を思いっきり伸ばして頑張ってました。華優希ちゃんもしっかり歌えてましたし、ドレスがとてもきれいでした。井高野君と後日お替りしにきますね。

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