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2020年10月17日 (土)

南イタリアの歴史

西ローマ帝国がゲルマンによって滅んだあとのお話。ビザンツ皇帝ユスティニアヌス帝が、名将ベリサリウスのおかげで、やっとの思いでローマ東西統一を果たしたのもつかの間、ペスト大流行で元の木阿弥状態。

北イタリアはランゴバルド王国とビザンツ帝国のハイエナ合戦に入る。ところがフランク王国カール大帝が、遠くアッバース朝にご挨拶したうえで(←織田信長が上杉謙信にご挨拶したうえで足利義昭をかついで上京したのと同じ)、ランゴバルド王国を滅ぼしてしまい、フランク王国とビザンツ帝国のハイエナ合戦になる。ビザンツ下の地域はゆるゆる自治を認められるも、フランク下の地域は搾取の対象。ともにイタリア海洋王国としてイスラムとヨーロッパの中継貿易で儲かりまくる。商売だけではなく外交・政治にもちょっかいを出すから混乱しまくる。

南イタリアはベネヴェント公国&ナポリ公国としてビザンツの傀儡政権が樹立。バルカン半島のように、アヴァール人、マジャール人、ペチェネグ人、ブルガリア・トルコ人の来襲もなく(モンゴル人来襲はまだまだ後の話)、まあまあ平和に暮らしていたところへ、なんと海の向こうシチリア島からノルマン・ヴァイキングが来襲。あっという間に敗戦に次ぐ敗戦。ローマ教皇もいつヴァイキングが攻めてくるか心配で心配でしょうがない。そこへ宗主国ビザンツ帝国が兵を送り込んでくる。ビザンツもおひざ元で、ブルガリア・トルコ人との戦闘で忙しい。アナトリアにはセルジューク朝トルコが侵略してくる。おまけにビザンツ皇帝の政権争いが激化。もうこれはあかんということで、ローマ教皇にSOSを送り、強すぎるトルコ人撃退をフランク王国と神聖ローマ帝国に呼びかけてもらう。ついでにエルサレムも取り返してくれたらいいなと、軽い気持ちで言った教皇の言葉が仇になる。ビザンツのことはそっちのけ、敵はイスラムだとヨーロッパじゅうがいきり立ったのが十字軍のはじまり。

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