のんびりと宝塚大劇場に行ってきました。

座席は2階席2列右側(上手側)でした。なかなか1階に行けません。

コンデュルメル(柚香光)が嫁も妾もカサノヴァ(明日海りお)に寝取られ、私怨でカサノヴァを牢獄に監禁します。恋愛なくして生きる価値はないと啓蒙哲学者ヴォルテールの言葉を引用しながら、同室囚人バルビ(水美舞斗)と脱獄を計画します。

ある日、カサノヴァの義父から大量のマカロニが差し入れされます。その中には、剣と鍵。まんまと脱獄に成功して、カーニヴァルでたまたま居合わせたベアトリーチェ(仙名彩世)と侍女ダニエラ(桜咲彩花)の馬車に乗って逃亡し、再会を誓います。

一方、コンデュルメルは、成金コンスタンティーノ(瀬戸かずや)にベアトリーチェ(仙名彩世)との結婚と引き換えに金をくれと密談を交わします。いざというときにベアトリーチェに惚れ薬を飲ませればいいし、抵抗すれば叔父のフォスカリーニ総督(高翔みず希)を殺せばいいとまで言います。
また黒魔術に興じるコンデュルメル夫人(鳳月杏)は、コンデュルメルとの愛が冷めており、コンデュルメルの愛人のゾルチ夫人(花野じゅりあ)を人質に取り、カサノヴァと交換するなら愛人を引き渡すと言い渡します。カサノヴァを人形にして自分の手元に置いておきたいとまで言います。ますますコンデュルメルはカサノヴァ再逮捕に燃えます。

カサノヴァはカジノで遊興三昧。そこへコンデュルメルがオペラ作成期限を守らなかった罪でモーツァルト(結城ひか理)を逮捕しようとするが、執行猶予を与える。男装の麗人・アンリエット(城妃美伶)の活躍で、カサノヴァは難を逃れ、ベアトリーチェに会うべく、ドゥカーレ宮殿に侵入する。このシーン、「(沢村一樹の)セクスィー部長」と化していて、大笑いしました。
ベアトリーチェは、カサノヴァに対し、浮気しなければ付き合うと伝えるが、結婚する気がさらさらないカサノヴァは大いに迷う。情事もそこそこに追手の邪魔が入ってカサノヴァはまたも逃亡の身となる。
コンデュルメルは、コンスタンティーノとベアトリーチェとを娶わせるためと、カサノヴァを誘い込むためとで、仮面舞踏会を催す。ベアトリーチェはコンデュルメルの誘いを断り、ひとりゴンドラへ乗り込みます。船頭は変装したカサノヴァ。ヴォルテールの言葉を告げて愛の予感がはじまります。しかし本名を告げることができないまま自由恋愛に生きるべきかどうかでまたまた悩みます。
一方、ベネラ(音くり寿)に一目ぼれしたコンスタンティーノがコンデュルメル夫人の黒魔術実験室に入り、囚われの身のゾルチ夫人と出会います。「のどが渇いた。」といいながら自ら惚れ薬を飲んでしまったコンスタンティーノはゾルチ夫人とねんごろになり、コンデュルメル夫人に見つかり捕まりますが、ベネラを言いくるめて、みんなで逃亡してしまいます。

カサノヴァは、モーツァルトのオペラ主人公に扮して、計画が丸つぶれになったことを咎められ絶望し自殺したコンデュルメル夫人を救い、コンデュルメルに剣を突き付けられたフォスカリーニ総督を救い出し、めでたしめでたし。
カサノヴァとコンデュルメルに最後の審判が下ります。カサノヴァはヴェネチア追放、コンデュルメルはお咎めなし。ベアトリーチェはヴェネチアに残ってカサノヴァと別れを告げます。さようなら、ゆきちゃん(仙名彩世)。

ショーは短いですが、明日海りおと仙名彩世のデュエットダンスは美しく、思い出に残りました。じゅりぴょん(樹里咲穂)が「神の領域」と絶賛した仙名彩世ちゃんの髪飾り、今日もグレードアップしてましたよ。すごい。
群舞で華優希ちゃん発見。次期トップ娘役の扱い、これでいいの?ひっとん(舞空瞳)もそんな感じ。ダンス切れまくってましたが背が高いね。
安定感抜群の花組はいいですね。新生星組もかくあってほしい。しろきみちゃん(城妃美伶)、星組に戻ってまこっちゃん(礼真琴)の嫁の座を巡って、くらっち(有沙瞳)と最後の一騎打ちがあるかもしれないという気分になってきました。
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