第67回近畿医師会連合学校医研究協議会総会
朝からホテル日航奈良に行ってきました。
中国やフィリピンなど、海外から帰国した中学生を中心に、結核を発症する子供が増えているようです。BCG接種は海外では行われておらず、未接種の子供には自治体が積極的にフォローアップする必要性を説いておられました。われわれ小児科医の外来でも、咳が長引く子供には海外渡航歴を問診するなど、結核を念頭に置いた診療が必要になってきたという印象を受けました。
クオンティフェロン検査で非定型抗酸菌と結核菌の鑑別をつけ、陽性者には保健所と協力のもと専門病院に即座に送るべしということでした。予防薬として使われるイスコチン耐性結核菌も増えており、余計に専門医にゆだねるべしという意見もフロアから出されました。
日本専門医機構小児科専門医(iii)単位一個、指定学校医1単位を取得して帰宅しました。
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