昨夜は、駅前第二ビルで、経済評論家・上念司先生の講演を聞きに行ってきました。片親が姫路の出身だということで、PLランドや、宝塚遊園地でよく遊んでいたそうです。
チャンネルCGS 公開収録 in 大阪
「じっくり学ぼう!日本経済」
吹田市市会議員の神谷宗幣氏とともに、研修ホールに入場。上念司先生は、「まだあげそめし」前髪をしばらく気にしながら、神谷宋幣氏は、エアコンの温度を気にしながら、カメラ前でスタンバイしていました。
みんなご存じ池上彰や、紫ババアこと浜矩子や、相対価格と物価のちがいを知らない荻原博子や、朝日新聞社ら9人の、まちがった経済論をひとつひとつ論破していました。
Youtubeで無料配信しているCGSでは、毎度おなじみの小ネタオンパレードでした。
このまま経済特区を設け、グローバリズム・新自由主義に走る場合、労働力不足を確保するため、TPP賛成に回るしかならなくなり、ますます事態は悪化するとのお話でした。
最後余った15分で会場来場者から質疑応答があり、勉強になりました。
日本でデフレが意識され始めたのは、2000年くらいから。それまではよくわからなかった。岩田規久男先生が、日本銀行のマネタリーベースが減っていることを日本で初めて察知して、異常事態宣言をして警鐘を鳴らされたのです。
デフレは、構造が原因なのか、循環が原因なのか。デフレを変えようとして、構造改革をする必要があるのか、よく考えなければならない。
デフレが単に貨幣現象だとおっしゃるなら、消費税増税をしても、それ以上に金融緩和すれば、デフレを脱却できるのではないか?
たしかにデフレを脱却できるが、時間がかかる。梅田から京橋に行くまで外回りで行けば近いのに、内回りで行くようなものだ。
将来伸びそうな産業に国が加担して、ろくなことはない。ソ連という国はそれで失敗した。
iPSや鉄鋼などのような基礎産業に国が加担したらダメなのか?
ソ連は基礎研究にも力を注ぎこんだが、成果は出なかったではないか。
メタンハイドレートや天然ガスに国は加担したらダメなのか?
国が加担していい、唯一の分野はエネルギーだ。エネルギー開発に自由競争を持ち込んでも、専門分野が複雑に絡んでおりうまくいかない。東電のレントシーキングのなにが悪いのだろうか。
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