渡部昇一氏と倉山満氏、いまをときめく二大言論有識者の対談はあらためて勉強になりました。
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竹下登・野中広務(親中派)が土田正顕・大蔵省銀行局長を動かして、総量規制の通達を出し、バブルを一気に崩壊させた。つまりバブル崩壊も中国の陰謀だということ。
戦前は軍事費、戦後は社会保障費という際限なく無限に膨らみあがる政府支出をまかなうために、これまた無限に増税しなければならないという状況が、戦争を生み出した。このまま社会保障費を膨らませ続けると、増税、しかもデフレ下での増税が極限まで悪化していき、隣国の餌食になることは必至である。
第一次世界大戦から、これからの軍事防衛は石炭でなく石油が必要だから、大日本帝国陸海軍はこのままいけば敗北することを見抜いていた人物は何人もいた。しかし、予算がないからと、世間や風潮に媚びる御用官僚たちによって、簡単に識者の言葉は却下され続けてきた。その結果が壊滅的な焦土敗戦だった。いまだに同じ理屈が働いているのだろう。
日本銀行のデフレ維持政策によって、日本の富が中国共産党の軍事費拡大に使われたことはわかる。だからアベノミクスで中共マフィアの資金源を断ちに行くことも理解できる。盧溝橋事件と同様に、中共に尖閣で誘われた戦争をせずとも、200兆円金融緩和、2~4%インフレ目標、列島強靭化公共投資によって、中共を分裂させることができ、日本が勝てることも理解できる。このまま景気が上がれば、5年後にはGDP世界第一位となり、税収が増えることも理解できる。しかし、少子高齢化で毎年1兆円ずつ社会保障費が膨らみ続ける現状を解決できるだけの増税は可能だろうか?
ひとつの柱は、医学部のイノベーション。iPSなど日本が特許を有する技術を持って、社会福祉費の削減を図るしか、日本が存続する道はない。私のような開業医は用済みになる時代が必ず来る。自社開発を怠り、外国研究頼みで生きようとする製薬会社もいずれ滅びるだろう。だから、日本は勉強し、研究し続けなければならないし、そのための予算を惜しむことはすなわち自殺行為に等しいわけだ。
もうひとつの柱は、工学部のエネルギー開発。メタンハイドレートなど日本が特許を有する技術を持って、エネルギーを海外に輸出して、利益を得ていく必要がある。
そしてもうひとつの柱は、農学部の食糧開発。ミドリムシをはじめとする食糧開発が大事で、世界における生存競争は、光合成を人工的に成功し特許を持った国の勝ちであろう。
国が亡びれば、特許などなんの意味があろうか?住む土地を失い、嫌われ、搾取され続けるしかない。だから防衛は大切である。核を持つ、帝国陸海軍のように優秀な防衛軍を復活するのも大切であろう。しかし日本人大衆が構想する戦い方は、大艦巨砲主義のように、なにかいつも一時代遅れている。いまは宇宙衛星偵察、サイバーアタック、インテリジェンス、ロボットの時代である。とくにロボット戦士の開発がネックであり、その特命が課せられている筑波大学に大いに期待したい。左翼の人が反対を叫ぶような徴兵制も不要だろう。
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