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2012年11月 4日 (日)

映画「のぼうの城」をみて

昨日、西宮ガーデンズで、野村萬斎主演の映画「のぼうの城」を見てきました。狂言仕込みの舞は天下一品当たり前としても、石田三成を演じた上地雄輔氏、演技がうまいですね。

「のぼう」って、「でくのぼう」からきているみたいです。橋本武先生「銀の匙」流の題名をもしつけるとしたら、「のぼうさまの城下町」とすべきだね。成田長親は城下町のみなさんから親しみをもって尊敬されていたし、城下町のみんなが主役であって、城代は脇役に過ぎないんだから。

のぼうさまがおっしゃるのであれば、戦おう

ひょろろん ひょろろん ひょろろんな

れろれろれろや

城下町に住む百姓農民をすべて味方に付けた成田長親(なりたながちか)。秀吉の高松城水攻めを再現することにこだわり敗れた石田光成。

「人垣(ひとがき)」、結局、人間関係を築くことが一番強固な兵法であると。

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