大阪・新歌舞伎座「十三人の刺客」をみました
昨夜は、大阪・上本町六丁目の新歌舞伎座に行ってきました。ひとり病欠して15分遅れの公演となりました。高橋克典さんから開演前の挨拶があり、休演も考えたが、「十二人の刺客」でがんばるとの言葉で、拍手喝采のもと開演されました。
とても男気を感じられる男だらけの舞台でした。高橋克典の妻役、釈由美子が紅一点で美しく見えましたね。
12代将軍、徳川家慶の弟、松平斉韶(まつだいらなりつぐ・袴田吉彦)が切り捨てごめんの残忍な明石藩藩主となっていました。ときの老中から松平斉韶暗殺の密勅を受けた島田新左衛門(高橋克典)は、刺客をつのり、釈由美子と離縁し、明石藩主参勤交代の途中をついて暗殺に乗り出します。そのうわさを聞きつけた側用人・鬼頭半兵衛(坂口憲二)は必死に暴君の命を守ります。島田新左衛門と鬼頭半兵衛は幼馴染で、釈由美子を奪い合った恋敵でもありました。
松平斉韶の暗殺を果たして本懐を遂げた高橋克典でしたが、坂口が目の前に立ちはだかりました。高橋はわざと坂口に斬られます。二人の真剣勝負を見届けていたジイが背後から坂口を斬ったのには、そんなアホなという笑いとともに、エーッというどよめきが起こりました。
サラリーマン金太郎のエロ、大仏開眼の藤原仲麻呂などの役から、高橋克典のファンでしたが、今回も男気の感じられるいい舞台でしたよ。
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