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2012年8月31日 (金)

満洲国私感

満洲帝国史

満洲帝国史
著者:太田尚樹
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反日的な旅順を避けて、まずは大連。新幹線ひかり号の前身、アジア号に乗って、大石橋、奉天、四平、新京、ハルピン(哈爾濱)で終点。満鉄は満州国の国鉄でしたが、漢人が勝手に私鉄を満鉄沿線にこしらえて、利益を横取りしようとしたことも、紛争の一因となりました。親の世代の話をいろいろ伺ってきましたが、すごく発展すざまじかった国だったそうです。

満洲発展の原動力は、官僚、満鉄、満洲重工業(=日産)が三位一体で経営した阿片栽培・輸送・貿易・販売・治療の利益に基づくものでした。

「大きいことはいいことだ」

アメリカ式に広大な農地を機械で耕し、農作物の大量生産に踏み切っていれば、大東亜戦争の兵糧にあそこまで困ることはなかったのに。東北地方の慣習をそのまま移入して、小さな田畑を多くの日本人で耕すべきと主張した、石原莞爾の意見が通ってしまいました。

「五族協和」、「王道楽土」

名指揮者、小沢征爾さんのお父さんが作ったスローガンだそうです。

五族 = 日本人、満洲人、漢人、朝鮮人、蒙古人

敵国だったロシア人は蚊帳の外に置かれていました。国境が不鮮明で、常に馬賊の強奪・殺人を受けたため、満洲移民の生命を守ったのが、関東軍でした。なんと国籍がなかったそうで、日本人は内地から徴兵義務が課せられたそうです。国籍がないゆえに、中華人民共和国から、「満洲国はなかった。」とケチをつけられるし、宣統帝溥儀も中国の法律で裁かれました。

「2キ3スケ」

東條英機、星野直樹、岸信介、鮎川義介、松岡洋右

満洲開拓の功労者だそうです。

内地の領土も国民も天皇陛下がもっておられるもの。515事件や226事件のような社会主義者の勝手なマネは内地では許されませんでした。満洲は、天皇陛下の監視があまり行き届かなかったようで、統制経済を信奉するエリート社会主義者たちが、共和国建設の実現目指して、自由に統制経済を実験できた大国でした。「天皇主権論」を唱えた東大法学部の上杉慎吉門下生たちが国を大きく傾けました。

自由経済 vs  統制経済

戦時中の内地・統制経済、朝鮮戦争時の統制経済も、満洲帰りの官僚が仕組んだもの。新幹線も満鉄の生まれ変わり。池田勇人内閣が自由経済で高度成長を成し遂げるまで、日本は完璧に社会主義者に動かされていました。

富は雇用者から生れる。多数の雇用者が対等に競争する自由経済は常に、少数の雇用者が多数の被雇用者から略奪する統制経済より、はるかに多くの富を生む。

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