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2012年4月26日 (木)

デフレ対策とインフレ対策

デフレとは、物が余っている状態。

 供給 > 需要

インフレとは、物を買いたくても買えない状態。

 供給 < 需要

デフレ対策とは、供給を減らすか需要を増やせばいい。

 ムダを増やし、だらだら仕事をさぼればいい。

インフレ対策とは、供給を増やすか需要を減らせばいい。

 ムダを減らし、仕事の効率化を図ればいい。

ゆえに、こうなる。「岡、いくぞ!」

http://www.youtube.com/watch?v=Xoeuhso73uY&feature=related

(例題1) 府と市の仕事のムダを省く橋下改革は? 

(答)インフレ対策

(例題2) 公務員数削減は? 

(答)インフレ対策

(例題3) 公共事業は? 

(答)デフレ対策

(例題4) 消費税増税は? 

(答)インフレ対策 ←貯金して物は買わない。

(例題5) 国と地方の仕事のムダを省く小泉構造改革は? 

(答)インフレ対策

(例題6) 田んぼの減反は?

(答)デフレ対策

(例題7) 毒入り餃子は?

(答)インフレ対策 ←餃子を誰も買わなくなる。

「いいぞ、岡、その調子だ。」

「宗方コーチ、個人レッスンありがとうございました。」

「岡、デフレスパイラルを知っているか?デフレのときは仕事をさぼらなくちゃいけないのだが、物価が下がり給料が減るから、生きるために借金をしたり劣悪環境下で働かなくちゃいけないんだ。悲しいことに、働けば供給が増しデフレがさらに悪化する。そのしわ寄せは多重債務による自殺者の増加の形で現れるんだ。ほっとけば労働者数が減って供給が減り、デフレが自然に解消されるというわけだ。」

「コーチ、かわいそうです。」

「そうだ、岡、みんなが幸せに暮らすためには、少しインフレにしておく必要があるのだ。ただでさえ勤勉な国民性の日本は、外国よりデフレに陥りやすいのだ。バブルがはじけ、需要が減り、デフレになったのだ。ハイパーインフレには戦争でもして供給が激減しない限り、そう簡単にはならない。マイルドインフレを維持する対策は、日本銀行がやるべき仕事なんだ。わかったか?」

「コーチ、なんで日本銀行はインフレにしようとしないんですか?」

「いい質問だ、岡、むかしは大蔵省から天下り、博士号をもたない落ちこぼれ官僚が進むコースだったらしいのだが、政府にはびこる反日・社会主義者によって日銀法が14年前に改悪されて、いまは日銀貴族と呼ばれる特権階級にまでなり上がっている。しかもその思想には伝統的に慈悲の心がなく、中国からの指令を受けているのではという憶測もあるくらいだ。」

「コーチ、こわーい。さよなら。」

「待て、岡、福沢諭吉という名コーチを知っているか?怨嗟ほど一身独立と一国独立を妨げるものはないと看破している。これがニホン病だ。日銀は怨嗟の塊と化している。明日までに諭吉先生の学問のすすめを読んでおけ。いいな、岡。」

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