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2011年8月10日 (水)

V675

V675とは、大東亜戦争末期の昭和20年6月から、サイパン・テニアン島に駐在するアメリカ空軍・特殊任務隊の出した暗号でした。彼らの任務は日本に原爆を投下すること。

陸軍所属の超エリート諜報部隊が原爆投下暗号を事前に解読し、大本営(天皇や陸海軍大将から成る大日本帝国軍・最高司令部)に上奏したにも関わらず、推定投下地の支部に空襲警報発令を命令せず、多くの犠牲者を出したと、先日放送のNHKテレビは伝えていました。

防空壕にさえもぐっていれば、原爆の被害からほとんどの人々が助かっていたそうです。不可解なのは、広島に原爆を落とされて、V675と原爆の関連性が明確になったにもかかわらず、長崎原爆投下5時間前にV675を傍受し、大本営に上奏したのに、長崎大村の海軍基地にまったく出撃命令を出さず、空襲警報すら出さなかったことを知らされました。大本営は長崎原爆を事前に知っていたという事実に愕然としました。

最高のコンピューターであるスピーディーが、福島原発の放射性物質拡散状況を計算予測していたにもかかわらず、永田町で情報公開が止められていた現状も、V675問題とまったく同じです。

外人から見た日本人評価を依然読んだことがありますが、日本の中間管理職は世界一なのに、日本のトップは最低の評価でした。大学医学部という組織もまったくそうです。きっと企業もそうなんでしょう。日本の組織の成り立ちを深く反省することが、本当の意味の戦争反省ではないでしょうか?

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