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2009年11月 3日 (火)

だまし絵展をみて

阪神岩屋の兵庫県立美術館に、だまし絵展を観に行ってきました。最終日とあって、1時間以上の待ちでした。これが、だまし絵なのかといった静物画が散見しましたが、エッシャーの滝やフィッシャーの階段、動く建物の絵はなかなか見ごたえがありました。

全体的な感想として、確かにおもしろかったのですが、錯覚のための絵、技巧に走った絵、商品用の絵という気がしました。絵のテーマは、技巧のために選ぶべきではなく、画家の心の底から描きたいと湧き出る情熱、passionが大切だと思います。目に見える物体の本質を深く追求するレアリズム(ルネサンス)を批判し、こんなに錯覚があるじゃないかと主張するシュールレアリズムの思想もよくわかります。しかし、批判からはなにも創造されないと思います。あくまで自然体でキャンパスに向かった絵のほうが、やっぱり共感できます。

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