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2005年9月10日 (土)

教育について思うこと

男女平等、受験機会均等化という時流に後押しされ、旧制高校の蛮カラを廃止し、旧帝大の無味乾燥な専門教育を否定することから、新制大学が見切り発車的に始まった。狭い校舎に学生を溢れんばかり詰め込んで、いったいなんの大学教育か。ヒトは養豚場のブタではない。思春期を第二の誕生とするなら、新生児同様、親代わりの教育者はゆったりとした空間と時間と愛情を生徒に注ぎ込むべきだ。こどもを叱らない親が、他人を思いやれない甘えん坊をつくるように、生徒を叱らない教師が、義務を怠り権利ばかり主張するおとなをつくる。教育は決して労働闘争の対象ではない。思春期をこどもからおとなに脱皮し、自分の価値観を築く疾風怒濤期とするなら、受験勉強に追われ、塾や予備校に利潤搾取される現代が、価値観を持てないフリーターを多く生み出しても不思議はない。
 日本が世界と対等につきあっていくためには、活力に満ち成長を止めない若者を輩出し続ける必要がある。

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